| 2004.2.15 ゆめ牧場 苺狩り |
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春の田をあまねく包み夕日落つ -------田植え前の田が夕日に輝いている景と時間の経過がよく伝わってきます。包みという表現が句を優しい雰囲気にしていると思います。(特選 幸江) -------春のやさしさ、夕日のやさしさを感じました。(貴幸) 馬の背の視界は広し麗かに -------ポクポク、ほんとこの言葉がぴったりと来るぐらいゆっくりと歩む馬、その背に揺られて行く風景を美しく優雅に詠んでいる気がします。(真理子) -------馬の背は実際に乗ってみると思ったよりも高く感じました。春のひと時、その高さを楽しんでいる感じが伝わってきます。(幸江) -------私も馬に乗ったんですけれど、詠まれて「はっ」としました。(貴幸) 歩まされ転ばされる児ら春疾風 -------(有敏) -------ほんと強い風の一日でした。それをこんな風に詠むこともできるのだ!とすごくハッと気づかされました。(真理子) -------飛ばされそうなくらいの春の強風の感じがよくでていると思います。(幸江) 放たれし山羊下萌えへ一目散 -------(有敏) -------あの暇で暇でしょうがなさそうだったヤギさんに幸江さんが引っ張られて大慌てだった光景をユーモラスに、しかも季節感を溢れさせて詠んでいるので秀逸だと思います。(特選 真理子) ■有敏句 シーソーにひとりとふたり春疾風 -------あの日はすごく風が強い日でした。その中でも子供たちは元気に飛び回っていたのが印象的でした。この句はお母さんと子供二人なのか、小学生と幼児二人か、いろいろな組み合わせを想像させてくれるところがおもしろいと思いました。(特選 朱実) -------シーソーと春疾風の取合せがいいですね。(幸江) 積まれゆくへたの数だけ苺狩り -------苺狩りというと、どうしても実のほうに目がいきがちですが、へたに着目した点でこの句は成功していると思います。次から次へと食べる人、もうお腹いっぱいだよぉと笑う人、やっぱでっかいのでしょ!って探す人、そういうのが自然に浮かびます。(真理子) -------いい句ですね。これはまさに苺狩りをしないと出てこない句。(貴幸 特選) 苺狩り手に鮮やかな赤残る -------(朱実) ■貴幸句 貝寄風に嬰児をかばう母羊 -------(有敏) -------朱実さんは「何回も洗濯したフリース」私は「使いこんだ毛布」などと思ったフカフカの子羊、確かに強い風の中では転げそうなくらいでした。しっかりとよりそう母の優しさを温かい目線で詠めていると思います。(真理子) 冬苺がき大将のごとひとつ -------(有敏) -------(朱実) ■真理子句 みつばちを笑顔で迎え苺花 -------(朱実) 駆けてゆく子らの背を押す黄砂かな -------(朱実) -------うまく黄砂をとりこんだなぁと思います。(貴幸) 幼子の手に余るほどの苺かな -------(有敏)特選 -------大粒の真っ赤な苺がみえてくるようですね。(幸江) -------近くに子供たちがいて、一緒に苺狩りをしていました。幼子の手が印象的。(貴幸) |